味噌・醤油・納豆・漬物・パン・ヨーグルト・チーズ・キムチ・・・と、
パッとこれだけ頭に浮かぶほど、日々の食生活の中でもレギュラーな存在の発酵食品。
いつも何かしらの「発酵○○」が流行っている印象で、最近では「発酵あんこ」「発酵導入美容液」という言葉をSNSやインターネットでよく見かけます。
発酵食品は美味しいだけでなくて体にもいいので、発酵に関心を寄せている人はとても多いのではないでしょうか。
今回は発酵食品がどう体にいいのかをまとめました。
Contents
発酵ってなに?
簡単に言うと、発酵とは、酵母や細菌などの微生物が有機物を分解してエネルギーを得る過程のことをいいます。
この過程で食べ物や飲み物が変化し、新しい風味や保存性が生まれます。
発酵は、古くから食品の保存や味の向上に利用されてきています。
発酵食品とは?
発酵食品とは、微生物の発酵作用を利用して作られた食品のことです。
発酵によって、食材の風味が深まったり栄養価が高まったり保存期間が長くなったりします。
微生物が食材の中の糖類やデンプンを分解し、酸やアルコール、ガスなどを生成することで、独特の風味や食感が生まれます。
また、発酵食品は、味わいや香りや食感が変化するだけでなく、
健康にも良い成分が生成されるおかげで、腸内環境の改善や免疫力アップを助ける働きがあると言われています。
発酵食品を食べると体に起きるいいこととは?
「発酵食品は体にいい」となんとなく耳にしたことがある方は多いと思います。
その主な効果をまとめてみました。
1. 腸内環境の改善
発酵食品に含まれるプロバイオティクス(善玉菌)が腸内環境を整えるのに役立ちます。
腸内の善玉菌が増えると消化が良くなり、便通の改善につながります。
2. 免疫力の向上
腸内環境が良くなると、免疫力がアップすると言われています。腸には多くの免疫細胞が存在しており、善玉菌がこれらの細胞を活性化させることで、感染症や病気に対する抵抗力が強まることが期待されます。
風邪やウイルスに弱い我が子も、実際に発酵食品を意識的に継続して摂ることで、感染しづらくなりました!
3. ビタミンや栄養素の吸収向上
発酵食品には、発酵過程で生成されるビタミン(特にB群やK2)が多く含まれており栄養価がとても高いです!
また、発酵によって食品中の栄養素が分解され体が吸収しやすい形になっているため、効率よく栄養を摂取できます。
4. 消化吸収の促進
発酵食品に含まれる酵素が、消化を助ける役割を果たします。
これにより、胃腸の負担が軽減され、食べ物の消化吸収がスムーズに!
5. 抗酸化作用
一部の発酵食品には抗酸化物質が豊富に含まれており、体内の酸化ストレスを軽減するのに役立ちます。
酸化ストレスの軽減は、老化の予防や心血管疾患のリスク低減に寄与します。
6. ストレスや不安の軽減
腸と脳は密接に関連しているため(腸は第二の脳とも言われていますね!)、腸内環境が整うことで精神的な健康にも良い影響を与える可能性があると言われています。研究によれば、発酵食品を摂取することで、ストレスや不安の軽減に繋がることが示唆されています。
7. アレルギー症状の緩和
発酵食品が免疫系を調整し、過剰な免疫反応を抑制する作用があるため、発酵食品の摂取がアレルギー症状の緩和に役立ちます。
8. 体重管理
発酵食品に含まれる短鎖脂肪酸(SCFA)は、満腹感を促進するホルモンの分泌を刺激するため、食欲が自然に抑制され食べ過ぎを防ぐことができます。
また、多くの発酵食品は、低カロリーでありながら栄養価が高いです。例えば、キムチや納豆、味噌などは、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富であり、カロリー摂取を抑えながらも栄養補給が可能です。
さいごに
発酵食品を摂ると体にうれしいことがたくさんでした!
これらの効果は、発酵食品を日常的に取り入れることで得られる可能性があると言われています!
過剰摂取や塩分の高い発酵食品(例えば、味噌や漬物)を多く摂ることは健康に悪影響を与えることがあるため、バランスよく摂取することが重要です。